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特別特訓のご案内

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謎解明

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ジークの脳裏には一人の男の顔が浮かんでいた。
背の高く、赤髪の男、それに該当する男は彼の知る限りで一人しかいなかった。
ジークが探偵協会に属していた頃の事件。
死んだ女の一人息子で、探偵を差し置いて犯人を暴き出したかつての青年。
オリバー・アンタークこそが、今回九十九を攫った犯人である。
彼がどうして九十九を攫ったのかは、わからない。
しかし、オリバーが探偵協会を恨んでいることは、探偵協会を脱退したジークだけが知ったいた。
いつか何かするのではないかと思っていたのだ。

オリバーの自宅は小さな駅から少し歩いたビルの最上階にあった。
衰えた足を必死に引きずり、階段を34段かけのぼる。
ドアを開け、土足で室内に入ると、果たしてそこには腕と足を縛られている九十九の姿があった。
「…遅かったじゃないか。お前ならもっと早く来るかと思ったんだがな。」
いつものような苛立ちが湧いて来ると同時に外傷のない姿に安堵する。
「それくらい憎まれ口が叩けるなら安心だな。今回はどこも怪我しなかったのか。」
九十九には探偵として持ってはいけないような最悪の悪癖があった。不用意に犯人を挑発するのだ。
「ああ。何を言っても何もしないどころか、何も言い返しもしなかったからな。不気味なやつだよ。」
ロープを解いてやると、九十九はだるそうに体を揺らして立ち上がった。
「まあ、俺は無事だが、俺の着物は無事じゃない。」
立ち上がって明らかになった、九十九の着物は袂の部分が綺麗に切り裂かれていた。

「着物くらい買えばいいだろ、と言いたいところだが、お前、そこに何を隠していたんだ。」
「お前は察しがいいから助かるよ。俺たちが属していた組織の最重要機密さ。」
それがオリバーの狙いか…。
探偵協会は簡単に辞めることのできない組織である。
九十九は辞めるために組織の最重要機密を探り出し、協会を脅して辞めた男だったのだ。
「…まあ、取られたもんはしょうがない。次また何かしでかしても解決すればいいだけの話さ。」
こいつ…自分がやらかしたせいなのに簡単に言ってくれるな。
呆れた目を九十九に向けると彼は無事だった方の袂から何か一枚の紙を取り出した。


「ところで、奴はこんなものを残して行ったようだが、どうする?推理学教授さん?」
 
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